シロアリ
先日、シロアリの勉強会が社内でありました。
沖縄も近年、木造住宅が増えてきていて、「シロアリは、大丈夫なんですか?」との声をお聞きします。木造住宅でもRC住宅でもシロアリが好むものがあれば、シロアリが入る隙間があれば、シロアリは、木造住宅、コンクリート住宅関係なく食害します。
地下シロアリと、乾材シロアリと、大きく2種類に分かれます。
地下シロアリは、下から侵入してきます。この予防策として、一番大切にしたいのは、基礎工事です。地下からのシロアリは、習性上、地下から上へ上へと昇っていくのは、果敢に攻めるみたいですが、それが地上で横方向へ進むと警戒心が強いので、10㎝くらいまで、何も見つからなければ、よそへ逃げていってしまうそうなんです。
それを踏まえて、基礎は、打ち継ぎがないものを作ります。これであれば、よほどクラックがない限り侵入できないと考えられます。
また、平面が長ければ蟻道を作らないので、平面の長さにも気を付けます。これは、沖縄で一番被害が多いイエシロアリには、効果的だと考えられます。
乾材シロアリは、上からの侵入で食害します。
彼らは、飛んでやってきます。地下シロアリと比較すると食害の進行が遅く、住宅に乾材シロアリが侵入してから、被害の兆候が現れるまでには、数年かかるそうです。
近年、木造住宅が沖縄でも増えてきているので、今後シロアリ対策をしっかり行っていないと、被害に遭う機会が増えてきそうです。
乾材シロアリの対策には、安全性を含めて、今の所は、ホウ酸剤が適していると思います。
屋根裏まで、しっかりホウ酸剤処理を行います。
住宅をシロアリから守るためには、薬剤に頼るだけではなく基礎や給排水、水抜き等の仕様をシロアリのリスクから遠ざける事でより安心して暮らせる住宅になるかと思います。
弊社では、建てた後も定期的にシロアリ業者協力の元、シロアリの目視検査も行って行けるよう努めてまいりたいと思います。
新崎アーキプロジェクト
0コメント