木造住宅

台風にも病害虫にも強い、健康木造住宅

沖縄も昔は、木造住宅が主流でした

 第二次世界大戦で、ほとんどの家が焼け跡形もなくなり、当時の沖縄は、米国統治時代を迎えたころです。

アメリカから、様々な文化も入って、コンクリート技術もこの頃から盛んになったそうです。

当時、米国民政府から ガリオア資金※ と呼ばれる復興資金が半分程出たそうです。

もちろん、その残りは、銀行からの融資であり借金な訳ですから、現代と変わらず工期もきっちり決まっていたそうで

す。九州から材木は取り寄せても、乾燥させる時間がないため、スギなどは、生木(白木)のまま使わないと間に合わなか

ったそうなんです。


また、ヒノキを発注しても、それとよく似た「アスナロ」と言う木材が届いたそうです。

材木屋は、沖縄の人だから似せたのを送ってもわからないとおもっていたんでしょうね。

この「アスナロ」が白蟻に弱い木材で、この時期に建築した木造住宅は、後で白蟻がついてしまったそうです。

それが、相次ぎ、「木造はだめだ!!」という評判が立ったそうです。


※ガリオア資金   第二次世界大戦後の米国による占領地救済政府資金で、沖縄では道路、電力施設、水道施設

          港湾の整備 他、建設資材、食料品、肥料、油脂類、薬品、教育などにも使われたそうです

  

元ウチナー大工棟梁の方に伺ったお話

南九州産のオビスギを使用

≪特徴≫ 樹脂を多く含んでいる為弾力性があり、湿気に強く腐れにくく、曲げに耐え加工しやすい材質。

    また、裂けにくい、折れにくいに加え衝撃や揺れに強く、油分を多く含む事から、シロアリ等の

     病害虫に侵されにくく耐久性があります。

   

木材は、「生材」では、乾燥が進むにつれ、変形や収縮が起こってしまい、建築構造上、不具合がでやすいため、乾燥をする工程が大事になってきます。

木材乾燥は、現代においては、人口乾燥が一般的となっています。


≪南九州産のオビスギでの場合≫

①一般的な人口乾燥方法

 ●人口乾燥機械等により、50℃程度の乾燥を行うのが多い。

 ↑この作業を行い、木材に適した含水率にします。

 (メリット)乾燥期間が短く、納期が早い。

 (デメリット)木の油分やエキスも抜けてしまう為、木の強度が下る。

        ↑上記の為、防虫防蟻薬剤を施すことが必要不可欠である。


②自然乾燥に近い倉庫の中で、人間の体温に近い温度で熟成乾燥

 ●38℃の倉庫の中で、約30日間、じわじわと乾燥させる。

 ↑この作業を行い、木材に適した含水率にします。

 (メリット)油分やエキスはそのままで、水だけを抜くことができるので、木の強度に粘りがある。

       油分やエキスは、そのままなので、防虫防蟻薬剤を施すことも必要ない。

       ↑上記の為、木を生かした家づくりに適した木材だと考えられる。

弊社では、

②自然乾燥に近い、熟成乾燥した木材を使います。

≪使用用途≫

構造材、造作材(床・天井・壁の一部)、内部建具材、ハーフユニットバスの壁・天井



光熱触媒の漆喰を使用

光熱触媒とは・・・

 自身は反応の前後で変化しないが、光を吸収することで反応を促進するもの。

 光熱触媒の漆喰を塗布した場合、下の効果があげられる。

①室内の空気を半永久的にクリーンに保つ「天然の空気清浄器」

②ホルムアルデヒドだけでなく、様々な化学物質・有害物質を「吸着・分解」

③「光熱触媒」により、壁の汚れは、自然に分解するから、いつまでも綺麗

④マイナスイオンや各種ミネラル物質を発散します。(静電気やホコリの発生を抑制できる。)


弊社が使用する、光熱触媒の漆喰には、自然素材の材料のみで作られているため、人体にも無害で安全です。